【裏やまかけ】第111回薬剤師国家試験で狙われる「隠れ超頻出」テーマTOP7

みんなが注目している超有名トピックだけが国試に出るわけではありません。

社会的に大きな変化があったにもかかわらず、学生が見落としがちな「穴」こそが

出題者に狙われやすいポイントです。

今回は、第111回薬剤師国家試験で出題される可能性が高いと

私たちが予想する「裏やまかけ」テーマをTOP7形式でご紹介します。

特に第1位・第2位は法律の歴史が変わるレベルの改正点を含んでいますので、法規の点数に直結します。

ぜひ最後までチェックしてください。


目次

第7位|梅毒・ベンジルペニシリンベンザチン(筋注)

近年、日本国内で梅毒の感染者数が急激に増加していますね。

国試でも感染症分野として問われやすい状況です。

おさえるポイント

  • 病原体:Treponema pallidum(スピロヘータ)
  • 第一選択薬:アモキシシリンなどのペニシリン系抗菌薬
  • 近年承認の注目薬:ベンジルペニシリンベンザチン筋注(単回投与で治療が完了できるのがメリット)

また、梅毒は5類感染症(全数把握)であり、診断した医師は7日以内に届け出が必要です。

届け出のルールも合わせて確認しておきましょう。


第6位|OTC医薬品の乱用防止・販売規制

市販薬のオーバードーズ(OD)が若者を中心に社会問題となっており、国試の法規・実務からの出題が予想されます。

乱用のおそれがある指定成分(代表例)

  • エフェドリン・メチルエフェドリン
  • コデイン・ジヒドロコデイン
  • ブロモバレリル尿素
  • プソイドエフェドリン

販売ルールのポイント

  • 原則:1人1個まで
  • 若者(特定年齢層)への販売時は氏名・年齢確認が必要
  • カフェインはまだ指定成分に含まれていない(引っかけ注意!)

第5位|RSウイルスワクチン「アレックスビー」

これまでRSウイルスに対してはシナジス(抗体製剤)のみでしたが、ついに成人向けワクチンが登場しました。

おさえるポイント

  • 対象:60歳以上の成人(または50歳以上で基礎疾患による重症化リスクが高い方)
  • 目的:RSウイルスによる重症化の予防
  • 定期接種ではない(選択肢で「定期接種になった」とあればバツ)
  • 妊婦向けは別薬剤:アブリスボ(混同注意)
  • ワクチン種別:組換えタンパクワクチン
  • 承認:2023年

第4位|エンハーツ(トラスツズマブ デルクステカン)

乳がん治療の常識を変えたと言われる注目薬です。

薬剤の特徴

  • 分類:抗体薬物複合体(ADC)
  • 一般名:トラスツズマブ デルクステカン
  • 商品名:エンハーツ

適応

  • HER2陽性乳がん・胃がん
  • HER2低発現乳がん(←ここが最大のポイント。従来は対象外だった)
  • HER2変異を有する非小細胞肺がん

その他のポイント

  • バイスタンダー効果(薬剤が周囲の腫瘍細胞にも浸透して効果を発揮するメカニズム)
  • 主な副作用:間質性肺炎(初期症状:空咳・息切れ)

第3位|フィネレノン(ケレンディア)

病態からの出題が予想される新薬です。

薬剤の特徴

  • 一般名:フィネレノン
  • 商品名:ケレンディア
  • 分類:ステロイド型ではない、選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)

適応:糖尿病性腎臓病(DKD)

出題ポイント

  • スピロノラクトン、エプレレノンはステロイド骨格あり → フィネレノンはステロイド骨格なし(構造式問題で狙われやすい)
  • SGLT2阻害薬・RA系阻害薬との併用時の注意点
  • 主な副作用:高カリウム血症

第2位|経口中絶薬「メフィーゴパック」(ミフェプリストン+ミソプロストール)

日本で初めて承認された経口中絶薬であり、歴史的なトピックです。

法規・薬理どちらからも出題される可能性があります。

作用機序(2段階)

  1. ミフェプリストン:抗プロゲステロン作用 → 妊娠継続をブロック
  2. ミソプロストール:プロスタグランジンE1誘導体 → 子宮収縮を誘発

使用条件・法規のポイント

  • 使用できるのは妊娠9週0日以下
  • 母体保護法指定医師のもとで服用
  • 服用後は体外排泄まで医療機関内または待機可能な環境にいることが必要(薬局で自由に購入できるわけではない)

注意:経口避妊薬(ピル)とは全く異なる薬剤です。混同しないようにしましょう。


第1位|大麻取締法の改正(75年ぶりの大改正)

法規で100%狙われると言っても過言ではない、歴史的な改正点です。

改正の主なポイント

① 使用罪の新設(大麻取締法および麻薬・向精神薬取締法)

これまで大麻は「所持・栽培」が罰則対象でしたが、今回の改正で使用しただけでも罰則の対象となりました。

  • 罰則:懲役7年以下

「大麻の使用は罰せられない」という古い知識はすでに誤りです。捨ててください。

② 大麻由来の医薬品の解禁

これまで日本では大麻由来の医薬品は原則使用禁止でしたが、国の承認を得た医薬品については使用が認められるようになりました。

  • 例:エピディオレックス(難治性てんかんの治療薬として海外では使用されている)

③ 規制区分の変更

「植物規制」から「成分規制」へと変更されました。

  • 茎・種子はOK → THC(テトラヒドロカンナビノール)などの成分がNGという形で規制が整理されました。

まとめ|裏やまかけTOP7 一覧

順位テーマ主なカテゴリ
7位梅毒・ベンジルペニシリンベンザチン筋注病原微生物・薬理
6位OTC乱用防止・販売規制(6成分)法規・実務
5位RSウイルスワクチン アレックスビ薬理・実務
4位エンハーツ(ADC・HER2低発現乳がん)薬理・病態
3位フィネレノン(ケレンディア)非ステロイドMRA薬理・病態
2位経口中絶薬メフィーゴパック法規・薬理
1位大麻取締法の大改正(使用罪・成分規制)法規

今回ご紹介したトピックは、いずれも新薬・法改正・社会問題と直結した「出題者が狙いやすい穴」です。

新しい知識のインプットはこれで最後にして、あとは体調を整えて自信を持って試験会場に向かいましょう。

これまでの努力が最高の結果につながることを、ファルマスタディ一同、応援しています!

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